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- すこやかドレンチェリー 制作秘話
- こんにちは。しらすです。
チームのルールに「嫉妬とか、不安とか、そういうネガティブな感情に呑まれそうになったらいったんDiscordやSNSから離れて休もうね」と書いたの、僕です。(ぉ
さておき、今回はすこやかドレンチェリーの制作秘話を語ろうかと思います。
いつの話か分からないですが、ある日、テレビ番組でドレンチェリーの話をしているのを聞いたんです。
これを聞いたとたん、「今度のカワイイ曲はドレンチェリーをテーマにしよう!」って思いつきました。
ドレンチェリーは(私の中では)昭和のイメージ。今ではあまり見かけないものです。
私だってドレンチェリーは食べたことない…かも。少なくとも記憶にはないです。(※平成生まれ)
ドレンチェリーは昔のイメージだから、古典調律で曲を作ろう、と一瞬考えたのですが、すんなりとは行きませんでした。
ミーントーンやキルンベルガー第3法といった不均等律の扱いには慣れてないので。
いや、ミーントーンには興味あるんですけどね。(ぇ
不均等律は使えない。でも、古典調律のような響きにしたい。
そこで、1/3ミーントーンに近似しているといわれる19平均律を使ってみました。
19平均律は挙動が素直で扱いやすかったです。今まで使ってきた12平均律以外の音律で一番使いやすい。
ピッチの数が少ない、5L 2s(Diatonicスケール)が使える、長三度や完全五度が純正に近い。変な音がない。(22平均律はねー、5L2s Diatonicスケールだと長三度に近い音を拾ってくれない)
使いやすい特徴がこれでもかと揃っているわけで。
19平均律はいいぞ。
19平均律は、sus2やsus4に頼りがちな手癖を見直すきっかけにもなりました。
(代わりにシックスや#11テンションが手癖になりそうですが)
19平均律はいいぞ。
そういえば、19平均律ってメジャーもマイナーも控えめに出るんですよね。(長3度が379¢と、純正より低いんだから仕様がない)
なのでその分声ネタを多く入れました。
声ネタ効果でなかなか賑やかになったかと思います。
ちなみに、最後の「ふんわり」からのアルペジオは去年の「ゆるふわクランベリー」と同じです。そこは変えたくなかった。
BGAは、Blenderを駆使して作りました。
結構楽しみながら3Dモデルを弄ってたと思います。お絵描きよりモデリングのほうが向いているかも!と自分で思い込むぐらいには。
もちろん、壁にぶつかって「ああああああ」と悶えることはありますが。
特に雲をBlenderで表現するのには骨が折れました。雲むずすぎ。
なかなかいい感じにできたと思います。
最後に、一番変わったのは僕かなって(ぇ
去年はインプレが来るのが怖くて怖くて仕方なかった。でも、今年は何のコメントが貰えるんだろうと楽しんでいる節すらある。
だって、もう昔の自分じゃないからね。
自分のことが好きで当たり前。自分を愛せて当然。だから、自分のやるべきこと、やりたいことを全力でやっていんだって安心感が今の僕にはある。
内向的な性格は変わりませんが(ぇ
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曲紹介コーナーはお休みします。
代わりに、ワンピースのセリフでこれだ!って思えたのがあったので紹介します
「失った物ばかり数えるな!!!無いものは無い!!!」
「確認せい!!お前にまだ残っておるものは何じゃ!!!」
ジンベエさんのセリフです。
正直、昔の自分に言い聞かせたかった。
いくら「あの子」に嫉妬したって、無いものは無い。
自分が持っていないからって嫉妬したって仕方ない、自分のやれることをやろうと意識するようになってから随分楽になった気がします。
だって、あの子はあの子。私は私。才能も、価値観も、作風も違って当然なんだから。
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